March 30, 2007

◎ ◎ ◎ ...

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陽がうららかな午後、パン屋で魚介と筍のトマトスープ(海と春の味)とフランスパンを買って、
東大駒場キャンパスにてお花見をしました。
風がくるったように木々の枝をゆらす音がまるで潮騒みたい。
桜の花びらが強風に舞い散って、おまけにパンもベンチからころげおちたよ◎ ◎ ◎ ...

夕ぐれをまって下北沢・森巌寺にあたらしくできた京都の隠れ家風な(渋い)蕎麦屋にむかい、
下北沢の地ビール『天狗』とともに食い意地をあらためました。

投稿者 orangepeel : 09:25 PM | コメント (0)

March 29, 2007

from Liverpool

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ジョンもジョージもいる店頭ライブです☆
本日、春あらしがふいた某地方都市の市街地にて。

投稿者 orangepeel : 11:54 PM | コメント (0)

March 26, 2007

正餐ジャーナル

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チキン・スープ用の骨付き肉を
白いビニールぶくろに下げたコック見習いが
雑踏にまぎれて横断歩道のむこう側から歩いてくる
白いユニフォームはそのままだが
汗ばんだ短い髪と節だった裸足のサンダルを
夕立前の陽射しにさらして
すれちがっていく
ビニールぶくろは
まだ生の血でいっぱいだが

前歯を欠いた愛人は
眼鏡をはずしてキスをする
ホテルのロビーで外国製の
七味唐辛子をプレゼントされたのだが

新築マンションのモデル・ルームで
キッチンの模造大理石の調理台に
鯛がかざってある
もう腐っているのだが
寝室のクローゼットの隙間から
醤油漬けにんにくを噛むにおいがする

洗面所の蛇口から
ミミズがでてくるので使用しないように
ペット・ボトルの水で歯をみがく
ふたつ重なったペーパー・カップのひとつをとると
下のカップからつぎからつぎと
渇きを恐れたミミズがあふれだす

『正餐ジャーナル』 poetry by 鈴木博美 1999

投稿者 orangepeel : 11:51 PM | コメント (0)

March 23, 2007

誘惑

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はちがつのデパートに帽子をかえしにいく
ドライ・クリーニングで縮んでしまった
つば広のピケ帽をかかえ
ながいエスカレーターに乗る
婦人服フロアの夜勤の店員は
縮んでいるだけでなく
みつばちが巣をつくっている帽子を
裸のマネキンに戻してしまった
毛のない頭部は激昂している
はちみつが首筋に甘くからむだけでなく
顎でむすぶサテンのリボンの先がヘソのあたりで
名のない小惑星とつながっているのだが

代替品はニット帽にしなさい
目深にかぶれば
かくれんぼに勝てる
歌のじょうずな会計士から
娘じまんの振付師から

伊勢海老ずきの僧侶から
七回忌の電話が鳴っても受けてはいけない
熱砂に足をとられても
うたた寝のなかで僻んでも

『誘惑』 poetry by 鈴木博美 2000

◇◇◇

画像はいずれも古書店やデパートの古書市などでであつめた古切手や封筒です。
きれい。拡大してごらんくださいませ。

◇◇◇

poetry”カテゴリつくりました。
まとめてワタクシの詩をおたのしみいただけます。
そう、たのしい詩です☆

投稿者 orangepeel : 10:36 PM | コメント (0)

March 22, 2007

ハネ・ムーン

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風呂場の排水口が枯れ葉や空きカンでつまってしまった
十一回目の温泉旅行に出るため
フォーク投げの名人とともに
強盗団のバス・ツアーに参加した
昼食に寄った英国式庭園の中の食堂で
チキン・スープとチーズとラズベリー・パイをとった
ほとんどの老人がチキン・スープを食べている
名の知らぬ香ばしいキノコがはいっている
カサカサに乾いたかたいパンが添えてある

フォーク投げの名人が
私のうしろの白い壁めがけて
フォークを投げるのである
しつこく投げるので
私もテーブルの上の油まみれのフォークを
そっとチノ・パンの尻のポケットにかくしておいた

強盗団は夕暮れをぬすみ渡っているそうである
夕焼けだけじゃない
嵐のあとの海原に落ちた毛玉だらけの空の色など

バスは夜を忘れて朝に月
私は最後部の座席で
塩を振ったレタスをはさんだだけのバタ・トーストを
バリバリと食べる

『ハネ・ムーン』 poetry by 鈴木博美 2000

投稿者 orangepeel : 11:48 PM | コメント (1)

March 21, 2007

河骨

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崖上に陽を浴びる屋敷を見上げながら
代々木八幡わきの蛇行する切り通しを歩く
彼女は景品スタンプを
シャツの胸ポケットにしのばせている
通り雨と汗でそのシャツの背は
やわらかい肉を透かしている

屋敷で待つその男とスタンプを交換すればよかった
スエーデン産の木製玩具や金魚や
古い切手の初日カバーや電子レンジ
カストール画帖や宅配ボックス
あらゆるものを手にいれて
ついでに親不知を抜いてもらい
巻き爪にはマキロンを吹いてもらった

手持ちのスタンプが寂しくなると
彼女は商店街でせっせと買物をして集めた
ささげを一皿で一枚
木綿糸と千枚通しで三枚
豚肩ロース五百グラムで四枚と

河骨川の底に母親の骨が埋まっている
彼女が雨上がりで濁った流れをのぞくと
カラカラと機嫌良く笑い
涼をもとめる人足たちの踵をコツコツとからかい
石の裏の甲虫をポリポリと食べている様子があった
時々川端の民家の居間からきこえる拙い練習曲に
娘の幼いころのピアノを思い
ゆらゆらと陽の色のほほえみを揺らしていた

『河骨』 poetry by 鈴木博美 2000

投稿者 orangepeel : 11:35 PM | コメント (0)

March 20, 2007

2008 calendar

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2007 calendar ,March

“2008 calendar” って、とてもとても気がはやいですけれども制作開始☆

2007年カレンダーが好評のようです、印刷会社からさっそくオーダーいただきました。


ところでいままでなぜかお知らせしてなかったのがマヌケでした。
鈴木博美イラストレーションカレンダーに会社名や商店名、
もちろん個人名(そのほかURLや電話番号)のクレジット入れをしてご購入いただけます。
料金や部数は10月以降、印刷会社へのお問い合わせになるとおもいます。

投稿者 orangepeel : 10:34 PM | コメント (0)

March 19, 2007

Harrods

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PCデスクのビール、じつはデパートで蒐集のフリーパンフレットの一枚です。
デパートはちょこっとしゃれた紙ものの宝庫☆

投稿者 orangepeel : 10:34 PM | コメント (0)

March 18, 2007

Rollbahn

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Rollbahnノートは、ビニール袋のページもついててべんりです。
うえにのってる紙マッチはじつは付箋紙。
新宿ルミネ2『smith』にて購入。

紙のムダづかい。
本をよみながらの付箋がはげしいのです。
全ページにくっつけてるかも。
ついつい、うつくしいフレーズをみつけるとはりつけてしまう。
そして、はりつけたそばから忘れてしまう。

◇別館『珈琲屋 preservation society』更新してます、peace!

投稿者 orangepeel : 11:18 PM | コメント (0)

March 13, 2007

33rpm

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Zune Endorsed Show
24"x18" 3-color screen print for Microsoft's Zune endorsed show, featuring Small Sins and The Little Ones.

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The Yellow Umbrella Tour 2005
12.5 ”x19” 3-color screen print series for The Yellow Umbrella Tour 2005.

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Le Tigre
11”x17” 2-color screen print for Le Tigre.

こちらもひさしぶりにのぞいてみた33rpmのスタジオです。
天井たかくてあかるいアトリエ。
床に物が乱雑になっててもサマになってます。

クリーンでクリアで飄逸なシルクスクリーンポスター。
Ben Foldsも参加の“The Yellow Umbrella Tour 2005” 、きれい☆

投稿者 orangepeel : 11:11 PM | コメント (0)

March 12, 2007

The Heads of State

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TREY ANASTASIO - BOULDER: silkscreen • 18x24

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WILCO TORONTO: $20 • offset •18x24

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IRON & WINE 2006: $20 • silkscreen •18x24

R.E.M.のビジュアルワークでおなじみのThe Heads of State
新作をひさしぶりにサイトからのぞいてみました。
じつは前から、しょっちゅうプリントアウトしてファイリングしてるのです☆
ベッドにもちこんでうっとりながめてたりしてるんですけれども、っへ。

っていうか、一枚$20ですよ!
シルクスクリーンが約3000円?!
こんど、コレクションしてみようかしら。
(かの服飾デザイナー、アニエス・bがかつていってましたっけ。
ポストカードからでもいいから、ほんもののアートをコレクションしなさいと
クリエーターなら、惜しまずにうつくしいものにかこまれなさいと)


シルクスクリーンでシンプルに摺られているちいさなポスターは街なかでどこか内省的です。
たかがライヴ告知ポスターといいつつ、'50年代ジャズのポスター文化を踏襲してます。
こんな音楽とアートの文化、日本でもあったらいいですね♪

投稿者 orangepeel : 11:56 PM | コメント (0)

March 11, 2007

Power Church

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On this photo it can be clearly seen the nature of power sources in Russian churches.

びっくりした。せんじつ親族の葬儀がとりおこなわれたロシア正教会と、
新幹線にて帰京の窓からみた煙突写真を合成したみたいですが、ちがいます。

English Russia より。

投稿者 orangepeel : 10:53 PM | コメント (0)

March 10, 2007

渋谷上原温泉

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うえの写真は神田古書店でもとめた'50〜'60年代の
戦後高度経済成長期に活躍のおとうさんのマッチスクラップブックから。

渋谷に温泉なんかあったんですね☆
ここはかつての三田用水沿いでした(ふるい水路沿いにはなぜか銭湯が多いですね)。
江戸時代から、上原の温泉につかり粟島(下北沢森巖寺)できもちいいお灸をすえてもらうのが現在駒場東大あたりのひとびとの休日の憩いだったそうです。
モノクロームの写真は、そんな昭和風景をさがしもとめて2001年に撮影したもの。

このあと、とつぜん銭湯は姿を消し、マンション建設がはじまりました。

◆別館『珈琲屋 preservation society』はまたまたレトロな珈琲屋マッチデザイン、part2。

投稿者 orangepeel : 11:47 PM | コメント (0)

March 09, 2007

このポストカード、変と思わないか?

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Specimen of California Strawberries
A great example of an old postcard showing exaggerated strawberries. This is a very popular type of humorous old postcards with agricultural, fruit, vegetable or berry theme.

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Expressing Washington Apples
Another example of "Exaggeration postcards" from the beginning of last century. This card was sent from Washington to Stockholm, Sweden, in 1911.

神田での古絵葉書蒐集をサボっているので、スウェーデンの古絵葉書ファンサイトから。
風景写真と遠近法無視したでっかい果実のコラージュがユーモラスな“農協”カード?をひろいあつめてみました。

***

ついでにスウェーデンの"dancebands"の絵葉書です。
このポストカード、変と思わないか?(1970年から)より。

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Gert Jonnys

日本語サイトの生真面目な翻訳におもいっきりわらってみました。
最後の「Kurt Reines - 私達は文芸的なダンス・ミュージックを演奏します -」
にはひれふしたい。
アバって、そういえばこんなかんじで世界制覇しましたね、Dancing Queenで(笑)。
近い将来、コレクターのなかで流行るそうですよ!チェキラッ

***

ああ、ネットからあつめても欲求不満、手元にカードや写真の紙のてざわりがないのはこころぼそい。
スクラップの情報をもとに足でさがしてみようとおもいます。

このポストカード、変と思わないか?

って古絵葉書を☆


◆『珈琲屋 preservation society』も更新してます。レトロなデザインの珈琲屋マッチはいかがですか。

投稿者 orangepeel : 09:48 PM | コメント (0)

March 07, 2007

机の上から・13

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新宿世界堂で画材を調達した際のレジ横にロシアから直輸入の白木のマトリョーシカが。
ああ色づけなんてかんたんね♪って三体の入れ子を購入したのです。

むずかしいな(笑)。

いちばん大きいお姉さんの、ロシア正教徒にはかかせないスカーフが、
草間 彌生の水玉になりました。
それに、こけしっぽい。。。

ニス塗るのめんどうくさくなりました。。。

でもいいんです!

wiki『マトリョーシカ人形』によると、ある一説では、

「19世紀末、箱根にあったロシア正教会の避暑館にやってきたロシア人修道士が、本国への土産に持ち帰った箱根細工の入れ子人形( こけし・だるま・七福神)がマトリョーシカのもとになったと言われている」

とのこと。


ワタシは幼児洗礼でのロシア正教徒ではないので、ちょこっと気がらくになりました。
ちなみにいちばんちいさいお嬢さんは小指の第2関節サイズ。

投稿者 orangepeel : 10:56 PM | コメント (1)

March 06, 2007

秘密の桃園

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photo by hiromi suzuki,spring 2001

保険会社に勤務する実直な父親が建てた杉並区天沼の家を舞台にした向田邦子著短篇小説『鮒』は、高度経済成長期の、父権がまだまだひそやかに君臨するごくごくふつうの家庭のはなしです。家族がにぎやかに団欒している中、耳のいい長女がお勝手口に訪問客の気配をかんじます。
父親の愛人がそっと鮒を返しにきて立ち去ったあとなのでした。

中野区と新宿区の国境で神田川に合流していた『桃園川』というかわいらしい名前の水路は現在暗渠ですが、合流点から西へさかのぼってみると整備された緑道がJR中央線と並行しているお散歩コースになってます。

流れは阿佐ヶ谷駅の高架下をくぐって天沼あたりになると、さて先の向田邦子の小説世界にはいります。かつての流路であったこまかい路地からそろそろとお勝手口をのぞきみつつ、コンクリの蓋をしただけの足元からドブ臭をかいでみます。井伏鱒二『荻窪風土記』には練馬の千川用水からも分水されていりみだれた天沼のドブ川に、たずねてきた友人がなんどもはまってしまった昭和初期のこっけいな描写がありました。

'01年春の旅の最終目的、桃園川の源流域は西武ゴルフの研修施設なる敷地になっていて高い塀とうっそうとした樹木にさえぎられてました。区分地図では池がみられましたけれども、そこに祀られているべき弁天さまが敷地のそとの電柱の陰にほっとかれていたのにはびっくり!バチあたり!

wiki『桃園川』によると、かつてここには「天沼池畔亭」という料亭があって、1955年まではゆたかな湧水がありました。1975年に西武鉄道に売却され、研修施設を名目としたじつは当時の会長の秘密の花園(笑)となり池は埋められてしまったそうです。

現在、西武鉄道再建のために杉並区は“天沼公園”として整備の予定とのこと。

弁天さまが気をわるくしないで湧水池のほとりに復活することをのぞみます。

◇◇◇

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おもいついてさっぱりとUPしてみたつもりのエントリ。
じつは2001年の旅のおわりには、分厚いアルバムをせっせと徹夜でつくってました。
インターネットつながってなかったし、だれにも見てもらうつもりなかった。

色とりどりのケント紙やラシャ紙で日々をていねいに綴るのもなんだかいいかも。

投稿者 orangepeel : 11:58 PM | コメント (0)

March 05, 2007

第2回「日経小説大賞」

第2回「日経小説大賞」賞金1000万円!


第1回のときにもびっくりしましたが、ふとっぱらですね!
今回は「日経中編小説賞」も公募です(こちらは100万円・・)。

お金につられてはいけないですね。。。
それに小説なんかかけないし。
スクラップ。

最近の文学賞はある年齢を超えたひとは切ってしまうという巷のうわさ。
おとなだって小説よんでるし、もっとおとなのエンターテイメントがほしいですよね。

ワタシのほんとうにやりたいこと。
本を出版することです。
小説集とはおこがましいですけれど、
詩(ことば)と写真とイラストレーションのキレイな本をつくりたい。
このブログをごらんになられてご興味もたれた出版関係の方、
メール(あるいはコメントでも!)いただければさいわいです。


now,all i want to do is to make a book.
which is,as it were mixture of verse,photogragh,and
my illustrations.
if you are publisher,and interested in my blog,
please mail me your comment.

投稿者 orangepeel : 10:54 PM | コメント (0)

March 04, 2007

街灯2444

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笹塚駅前の玉川上水旧水路には、ちょろちょろと湧き水の流れがありました。
春のおとずれをかんじました。

昭和町とよばれている住宅街のせまい路地に、時間からとりのこされたような街灯が。
まさに昭和から、いえもしかしたらもっとむかしからあったかもしれない木製の柱がけなげにささえてた。曲芸師?
足元には、アスファルトにうもれて朽ちた用済みの電信柱も。
4枚目写真はまだまだ現役みたいです♪

◆◆◆

さてさて、日がおちてからふたたびおとずれてみたのですが、
街灯2444には、月のようなきいろいあたたかなあかりがともっていたのです。
そして、そのうえにはほんものの満月が宵闇の空に顔をみせていました。

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投稿者 orangepeel : 10:05 PM | コメント (0)

March 03, 2007

To paint is to love again

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“ゲオルゲ・グロース風に” by Henry Miller

石神井公園の古書店軒先ダンボールに「ご自由におもちください」とあったおっもーい画集。
1972年発行当時、五千円もしたのに!
ヘンリー・ミラー著『描くことは再び愛すること』です。
作家ヘンリー・ミラーの水彩画満載☆
石神井公園はむかしすんでいた街で、こんな幸運によく出会いました。

ところで文藝春秋3月号に第百三十六回芥川賞受賞作が掲載されています。
青山七恵『ひとり日和』を読みはじめました。
いまワタシのすむ街、 笹塚がでてきたりして興味ぶかいんです。

以前こちらmj(microjournal)に書いたことがありますが、数年前mixi(やめました)経由で、
フリー編集者(なんだかあやしいかんじのブローカー?)と名のる男性からとつぜん電話があり、
「笹塚や下北沢やロンドンなどの街を描写したブログがすばらしい。恋愛小説を書きませんか」と。
ワタシが20代だと勘違いしてたんだろうな。
しかし小説家ってアイドルみたいに(笑)スカウトされるものなんだろうか。
だまされかけてたんだとおもう(って「書け書け詐欺」っていうのもさっぱりわからないんですけれど)。

そういえば80年代〜90年代おしゃれ少女に人気だった雑誌『オリーヴ』では、
「あこがれの職業ランキング」の第1位がイラストレーターだったことがありましたね。
なんとスチュワーデス(いまはCAっていうんでしたっけ)を抜いて(って古っ)。
その号にいい気になった20代ぎりぎりのワタシも連載ページに掲載されてます。。。

◇◇◇

 きみがいま危機的な状態にあること、いわばどっちつかずのところで迷っていることは手紙で察しがつく。きみはまるでかつての生活が決定的に終わったようなことを言っている。それなら、自分で新しい生活を築かなくてはならない。その点ではだれもきみに手助けをするわけにはいかない。芸術家として生きること、そしてそれだけは、困難で苦しく、悲痛に満ちたものなのだ。売れっ子の職人(イラストレーターなど)になることと画家になることとの真の相違はそこにある。もし描くことそれ自体に充分な喜びを見いだすことができないなら、描かないほうがましだ。なにか別の道を選んだほうがいい。有形の報いはわずかなものだから。重要なのは内面的な豊かさだけだ。その豊かさを熱烈にがむしゃらに求めなければいけない。そのために生活の一切を犠牲にしなければならない。きみは過去の生活において日和見主義的な立場をとっていたから、当然のことながらほんとうはなにを欲し、何をなし得るか、全然知ることができなかったのだ。きみも知っているとおり、セザンヌは、四十を過ぎてからやっと本格的に絵を描きはじめたと言った。それまではボヘミアン(?)だったという。「だから、もう遅すぎたのだ」と彼は言っている。

(『描くことは愛すること』ヘンリー・ミラー著/飛田茂雄訳)

◇◇◇

このあと「遅すぎることはない」とつづくのです。

投稿者 orangepeel : 11:56 PM | コメント (0)

March 02, 2007

strange fruit

なぜだか午後のあいだずっと頭にカサカサしてたBillie Holiday 『strange fruit 』なのでした。
さっそくYouTubeでさがしてみたのです。

へヴィーな曲だ。
すごい歌だけど、これをセレクトするの、辛気くさいですか?

ところで、まーだ音楽をたのしむ環境がこわれてしまってるのです。
お仕事はラジオをききながら。
J−POPとやらの歌詞につっこみいれてます☆

投稿者 orangepeel : 11:51 PM | コメント (0)