January 15, 2004

つげ義春

私はかつて、つげ義春を処分してしまおうかと思ったことがありました。それと、サリンジャーとかThe Smithsのレコードとか。勤めていた保険会社を辞めて、アルバイトしながら美術学校に通っていた頃。ナイーヴなものを一切排除して、強く生きなければならない、なんて考えて。まったくもって、考えすぎなのでしたが。
以前、小沢健二がインタビューで「女の子の部屋に行って、本棚にマルグリット・デュラスがあったりすると、興醒め(わるうございますわね!って私のことではありませんね)」なる、マッチョ?発言をしてましたが、つげ義春が並んだ女子の本棚、とりあえず、コワイですわね。

「貧困旅行記」が愛読書の私は、つげ義春の漫画の舞台を何度か訪れたことがあります。千葉県は房総半島、近くていいですね。千倉や大原の静かな(春でしたので)海岸と養老渓谷、大多喜村の山村の懐かしい町並みを、いすみ鉄道や小湊鉄道のローカル線でのんびり行ったりきたり。窓の外はいちめん田園風景です。大多喜のお蕎麦屋さんでいただいた筍のお刺身(掘りたてなので、生でワサビ醤油で)がとても、おいしかった。村上春樹がカンヅメになる時の定宿、千倉館の離れに寄せていただいたり。(川本三郎さん的な旅です、テレビ東京ではございません・・。)

そういえば、くるりのバンド名の由来になった久留里線、乗ってみたいです。
また、春を待ちましょう。まずは、仕事です、仕事!

投稿者 orangepeel : 06:09 PM | コメント (0)

January 13, 2004

投稿者

そういえば、年末の模様替えの際、大量の音楽雑誌を処分してしまいました。本棚にはいりきらなくて、紙袋に入れたまま床に放置、という、古本屋さんの倉庫状態になっていたからです。あらためて見れば、夢中になって読んでいた記事も、大好きだったアーティストのグラビアも、大抵は、そうね、こんな人もいたかしらね、というか、音楽ジャーナリズム?(ショウビジネス?)のミズモノ感がありましたね。

その中で私は、一冊の「ロッキン・オン」を保存しております。高校生の頃、読者のページに、The Whoのピート・タウンゼントの似顔絵が掲載されたことがありまして。(鈴木博美の名前で投稿しております、もし、お持ちの方がいらしたら、それは同姓同名ではなく、私です。)

うれしかったー、大好きな雑誌に私の絵が載っている、もしや、あのアーティストも手にして・・・、など妄想がふくらみ。そして全国誌であるわけですから、突然「うちの同人誌(笑)の表紙を描いてくれませか」という依頼がきたりして、舞い上がりました。

イラストレーターになったきっかけ、とは、もちろん、そんな単純なことではございませんね。
やはり、プロのイラストレーターとして、はじめて原稿料を頂いた日の感激こそ忘れません。

投稿者 orangepeel : 06:51 PM | コメント (0)

January 12, 2004

模様替え

年末、リビングルームの模様替えをしました。といっても新しい家具を買う、ということでもなくて。5年前に引っ越してきてからお世話になっていたラグマットを思い切って捨てました。部屋が急に明るくなって、午後にはサンルームのようになりました。少しは、鉢植えなど育ててみましょうか。無駄に積んでいた本なども、仕事部屋におさめて、間接照明のシンプルなインテリアにしました、ちょっとスカンジナビアンな感じで。今年はもっと、人を呼べるように。

投稿者 orangepeel : 10:23 PM | コメント (0)

January 08, 2004

新年会

昨夜、新年会帰りの年下の友人からメールがきて、夫婦できりもりする、大川栄作などが流れる渋い居酒屋で盛り上がった話、共通の知り合いが青年時代の前川清にそっくり!などの演歌ネタでひとしきり爆笑したあと、居酒屋といえば思い出したのは、以前住んでいた石神井公園のお店です。春はお花見、夏は灯篭流しなど石神井池でのイベントや初詣のあとに、よく寄りました。

このお店は安くて、おいしく、量もあり(みんなの好きな鳥のから揚げだっててんこもり)、また、タラの芽の天ぷらやウドの酢味噌和え、根三つ葉のおひたしや松茸(!)の土瓶蒸しなどの季節の野菜料理をこちらでたくさん覚えました。

石神井公園は文学にゆかりのある町で、(ちょっと自慢めきますが)住んでいたマンションが檀一雄邸の裏手だったのです。庭を掃くお元気な奥様や執筆する太郎さん、犬の世話をしている檀ふみさんの静かで品良く落ち着いた暮らしを覗き見るたび、「火宅・・・」と妙な感慨にふけってしまいました。鎌倉に移られる前の高橋源一郎さんも、銀行や喫茶店、ビデオ屋さんなどで、ミザリー!?って感じなくらいお見かけしましたが、一度もお話したことがありませんでした。本当に大好き!だと声をかけられない「乙女」な私☆

大好き!といえば、大好きなキンクスのレイ・デイビスがスリを追いかけて撃たれたとかいう。いやですわ。無事、退院したそうですが・・。

投稿者 orangepeel : 06:30 PM | コメント (0)

January 07, 2004

七草粥

みなさんは、七草粥をいただきましたか?
最近では、スーパーで七草セットが売られてますね。
私のお粥は大根と大根の葉と三つ葉のシンプルなものです。もちろん、お米から炊くという本格ではなく、昨夜の残りの冷やご飯で。だし汁に入れる前にご飯を水洗いして、でんぷんのヌメリを取り除くと、サラリとしたお粥に仕上がりますが、邪道でしょうか。

ところで、昨日、引用したブローティガンの文章は、たまたまメモしてあったものでして。「東京モンタナ急行」、人にかしたままなのです・・・・・。いくら、300円で古本屋で買ったものとはいえ、世間的に駄作(駄作を人にすすめるとは!)と言われてるとはいえ、私にとっては愛読書で・・・。まあ、かした本やCDは返ってこないといいますね。そういう私もおかりしたまま、返す機会を逸している本やCDやビデオがございますようで。みなさま、この場をかりてお詫び申し上げます。

投稿者 orangepeel : 07:23 PM | コメント (0)

January 06, 2004

台所の扉

お正月に向田邦子ドラマやっていましたね、山口智子がいまひとつでしたが。杉並の天沼の実家での話でした。
向田邦子の小説で、家族が団欒している中、父親の愛人がそっと鮒をお勝手に返しにくる、というはじまりの作品がありました。
実は、私、東京の失われた河川(暗渠)を求め歩くのが趣味でして。神田川支流の暗渠、桃園川は、天沼あたりで小流が、いかにも家々のお勝手口をのぞき流れるのです。
私の大好きな、カッコ良くて楽しい、詩人で小説家リチャード・ブローティガンの「台所の扉」という小品があります。「ゆうべ、この南モンタナの牧場の家の台所の扉を叩くものがあった。ここはイエローストーン川の近くだが、川はやがてミズーリ河に合流し、それから先へ行くとミシシッピー河に合流して、その後とうとう終の住処メキシコ湾に注ぐのだが、それはまたなんと、ここの山々やこの台所の扉やゆうべの扉を叩く音から、はるか遠く離れていることか」
桃園川という可愛らしい名前の川は中野区で神田川に合流します。神田川は東京のまんなかで隅田川に合流し東京湾に注いで、太平洋の一部になるのです。

投稿者 orangepeel : 09:52 PM | コメント (0)

January 04, 2004

お買い物!

今日の新宿はすごい人出ですっかり疲れ果ててしまいました。青山ブックセンターで大量に本を買いこんだゆえ。金井美恵子「待つこと、忘れること?」、「植草甚一コラージュ日記 療豕1976]」、「フラナリー・オコナー全短篇[上][下]」、「佐野繁次郎とその装釘」で散財しました。フラナリー・オコナーの短篇集はこわくてこっけいで切ない物語の数々。あーっ、読むのが楽しみ!少しずつ慈しんで味わおうと思います。同じくアメリカの素晴らしい女性短篇作家、ジョイス・キャロル・オーツとカーソン・マッカラーズの翻訳が待たれますね!

新年のご挨拶をさせていただきましたが、実は喪中の為、今年は年賀状を作りませんでした。

投稿者 orangepeel : 10:13 PM | コメント (0)

January 02, 2004

開運吉祥 。 

初詣に行ってきました。バスで杉並の妙法寺へ。厄除けで有名です。
家族は厄払いを、私は開運吉祥を3000円で祈願しました。一応、クリスチャンなのですが・・・・。なんか強欲な感じがしますね。
ところで、若いお坊さんががなるお経がすごくリズミカルでなのです。となりに座ってた人なんて膝でリズムとってた。私も思わず剃りこみはいったパンクなお坊さんをボーッと見てしまいました。カッコイイの。ミーハー。
妙法寺といえば、参道にあるカマボコ屋さんのおでんがメチャおいしいのです。すり身にチーズをはさんだ「ソフト」や牛すじではない「すじ」などテイクアウトしました、至福。以前、かの暮しの手帖に紹介されていました。都内では、銀座、渋谷においしい京風のおでんやさんを知ってますが、私はここを第1位に勝手に認定しています。

投稿者 orangepeel : 09:01 PM | コメント (0)

January 01, 2004

あけましておめでとうございます。 

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

課題・・・。買ったままたまってしまった本を読破。まめに部屋を片付ける。おいしいものの研究と実作。写真の整理、あ、それより返却原稿の整理。もっと街にでよう。詩作の時間。ボーッとしないこと。ボーッと人を見過ぎないこと。新年をむかえて、ちょっと、ひとりごと。
今年も、いいイラストレーションを描かせていただけるよう、ひとつひとつの仕事と人との出会いを大切にしたいと思います。

投稿者 orangepeel : 03:50 PM | コメント (0)